よせばいいのに...
出張した内容の結果報告と、自分が掛け持ちしている部署(兼任という形です)の定例会議
があったので、簡単に休暇とはいかない訳です。
それ以外にも、本来メインで行わなければならない業務の期日も迫っていますが、さらに自
分が昔担当していた業務の応援もしなければならず、「一体いくつ掛け持ちしなけれならな
いんだ?」という感じです。
体は1つ、時間も限りがあるんですけどね。
とは言うものの、いい加減な事はしたくないので、どれも本気でやらなければ自分の首を
絞めてしまうので、1つ1つ片付けていくしか無い様です。
兼務というのは、「お客様のニーズを集める」とか「将来の製品像」を考えるとかを纏める業
務。
所謂「マーケティング」と呼ばれる物になります。
私は現場中心に20年弱過ごして来ました。
他のメンバーは私と違った畑で育ってきた人達ですが、話をしてみると意外な事にそれぞれ
の会社に対する想いとか、会社の製品に対する想い、そして将来こうなって欲しいとかの
想いは似ているんです。
で、私を含めその方々を纏めているのがうちの会社の理事(取締役)ですが、元私の所属
していた部門の上司となります。
尊敬している方なのですが、数年に一度技術的な論争を繰り広げる相手でもあります。
論争の議題はその時々で違うのですが、今日は自社製品の方向性と開発順序の考え方。
私も、よせばいいのに一歩も退かないのです。
(一般的には、勝負してはいけない相手です)
昔、お客様のところで一緒に苦労した事もあるで、技術の論争になると、本気で行かなけ
れば失礼にあたる気がしてしまうのです。
論争中は殆ど「タメ口」。
結果は、理事が私の方に少し折れて終了。
この手の論争の後、「またやってしまった」と大人気ない自分を感じてしまいます。
今までこれが続いていますが、怒られた事は未だないんです。
きっと本気で話さなくなったら、逆に叱られてしまうのかも知れませんね。